Amazon.co.jp: 今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫): 高田 郁: 本
人気シリーズの第4弾。伊勢屋の「美緒」が大奥奉公に上がることになり、澪は彼女に
包丁の扱いを教えることになりますが…
前巻で、小松原が「御膳奉行」であることが判りましたが今回、彼の母親が登場します。
さすが、小松原の母親だけあって澪を「自分の息子の想い人」とは認めなくても、一人の
人間としてきちんと認めるのはさすがです。
戯作者清右衛門の取材によって徐々に明かされる「あさひ太夫」こと野江の過去。澪も大変な苦労がありましたが、野江にも過酷な運命を背負っていたのですね。清右衛門の「身請けしてやれ」にはジーンときたなぁ~彼なりの励ましが暖かい。
脇の人物も含めて、皆重い過去を背負っていますがいつの日か幸せな時が訪れますように
と願わずにはいられないシリーズですね。
by angel-heartk
| 2010-09-25 21:17
| 読書(歴史・時代小説)