Amazon.co.jp: 激流〈上〉 (徳間文庫): 柴田 よしき: 本
修学旅行中に消えた女子中学生。20年後、同じ班だった6人の元に失踪した小野寺冬葉からメールが入ります。
「私を憶えていますか」と…
離婚で揉めている圭子、芸能人となって持て囃されたもののコカイン所持で逮捕されて再起を掛ける
美弥、主婦売春に走る貴子、元恋人に付きまとわれる鯖島、刑事として忙しい日々を送る東萩、そして行方不明の長門。35歳になった6人は流れた時間の分だけ様々な人生を背負って生きています。
メールをきっかけに再会した5人は過去を振り返りながら、冬葉の失踪の謎を解こうと動き出しますが、思いもよらない事件が起こり複雑になっていきます。その過程がスリリングで一度読みだしたら止まらない作品でした。犯人とその真相は「何で…」と思いましたが、一番気にいった美弥がこれからの人生を前向きに生きていけそうなきがしてほっとするラストでした。
by angel-heartk
| 2010-11-01 21:51
| 読書(ミステリー)