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「人間昆虫記」 第3話 「椿象(かめむし)の章」
芥田川賞の受賞パーティーの席で十枝子は政治家の甲に「困ったことがあったら
いつでも頼るように」と言われる。次々と成功を収める十枝子を怪しいんだ青草
は彼女の実家で十枝子のある「秘密」を目撃し、それをネタに話を聞こうとする
が、あっさりと彼女に陥落する。
一方水野は得意先の金文から元芸妓の「しじみ」を紹介される。

今週は「椿象の章」。椿象と書いて「かめむし」と読むらしい。
この「椿象」はてっきり十枝子のことかと思っていましたが、かめむし
の習性を調べてみると、「臭い息で敵を撃退するが、その臭いが強烈な為に
蓋をした瓶にかめむしを入れておくと死んでしまう」そうなので、青草に
当てはめてもいいかもしれないと思います。

始めはスクープ狙いだった青草が他の人物のように、十枝子自身の魅力に
取りつかれて破滅していく訳ですが、今回は明らかに十枝子はターゲット
に対して悪意を持って彼を破滅(殺害)させました。悪意がなくても十分
「不幸を呼ぶ女」だったのが、今回から「真の悪女」として「羽化」したの
だと思います。(蜂須賀もまた羽化したと言っていたし)

一方水野は十枝子とそっくりの「しじみ」に出会いましたが、またひと波乱
あるのかなぁ~十枝子にさんざん傷つけられた分幸せになって欲しいのですが、
十枝子もまだ水野に未練がありそうだしなぁ~水野の人生も目が離せません。
by angel-heartk | 2011-08-15 21:28 | ドラマ

読書の感想が中心で、時々他の話題も・・・ by おけい
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